下ごしらえ方法を知らない人が多いのでどんどん安くなる
下ごしらえ知らずに敬遠する人が多いといつもこんな感じでタダ同然。
こんなに安くて、美味しくて、栄養満点な食材なかなかありませんからね。
私はスーパーで見かけたらまとめて買って下ごしらえしてストックしちゃいます♪
今回は「ブリのあら」
血合いが多いので女性に不足しがちな「鉄分やミネラル」などが切り身より豊富♪
知ってさえいれば下ごしらえもとても簡単ですよ。
下ごしらえの基本「臭み取り」
ここでいつものお約束です!
水洗いをして「ドリップ」(生の状態で下にたまっている臭みの元になる汁です)を洗い流しましょう。
肉・魚問わずこの作業をすることで臭みの元となる灰汁(アク)が出なくなります。この後に調理中に出る灰汁(アク)のようなものは旨味や栄養の元ですから、気にならない方は取り除く必要はありません。
ちなみにこのドリップを洗っても大切な旨味まで逃げることは無いのでご安心を♪
これさえできれば臭みの半分はなくなります。
魚の時は「塩と砂糖」で臭み取り
「塩」だけではなく「砂糖」を加えることで臭みの元となる成分がより取り除かれます。
「砂糖」を加えることで細胞の組成にとても近く浸透圧が大きくなるそうです。青魚が苦手な方でも臭みが穏やかになり食べられるようになったりするので、「あら」だけではなく普通の切り身にもおススメの方法です。
割合を覚えると簡単♪
魚の身の重さに対して
甘めでも良い料理の時(煮付け、甘辛煮、みそ汁など)
砂糖2%、塩1%
甘さがない方が良い料理の時(塩焼き、唐揚げなど)
塩1%、砂糖0.5%
混ぜ合わせて2時間以上漬け込んだら、
再度水でドリップを洗い流します。
霜降りをして鱗などを取り除きますが、
先にお好みの大きさにカットしましょう。
熱湯にサッとくぐらせるか熱湯をかけて
気になる鱗を取り除きましょう。
後はこのままお好きな料理に使用するだけです♪
まずはサッとお味噌汁に♪
お湯を沸かしてお好みのお味噌を加えたら
そのままお好きな量の切り身をお鍋に入れて一煮立ちしてから
1分程度で切り身を鍋から出して器に盛りつけます。
「一煮立ち」とは沸いたところに材料を入れて再び沸くまでのことです。今回の場合は再び沸いてから1分程度、吹きこぼれないうちに火を止めて出来上がりです。
お好みの薬味を添えたら
食べる直前にもう一度みそ汁を沸かしてこのタイミングで顆粒のだしを入れましょう。
こうすることで味噌の香りが立ち、だしの香りも立つようになるのでオススメです。
我が家で使っているだしは「理研の無添加だしシリーズ」。
「かつお」、「昆布」、「いりこ」の3種類あるのでミックスして使っています。
このだしだと子供が喜んで食べてくれるので我が家では必需品なのです♪
ほのかにあら汁の香りのお味噌汁の完成です!
サッと煮込んでいるのでブリの身もふわふわとやわらか♪
お魚が苦手な方もきっと気に入っていただけますよ♪
お次はブリあら大根♪
皮をむいてお好みの形に切って水から茹でること30分。
とろとろやわらかい方がいい人は1時間。
ゆで汁を捨ててから、後はやわらかくなった大根と霜降りして鱗などを取り除いた切り身を炊いていきます。
大根は葉に近いところを使用すると苦みもなく美味しいブリ大根になりますよ~。
煮付けやあら炊きの基本は醤油とみりんの同割にお好みの砂糖を加えたタレがとっても簡単♪
濃い口醤油 大さじ4
本みりん 大さじ4
砂糖
入れない…醤油味が好きな方
大さじ1…甘さ控えめ
大さじ2…バランスの良い味付け
大さじ3…甘めで照りのある味わい
水 1カップ(180cc)
煮付けのタレを沸かした後、
材料を入れて一煮立ちしてから1分加熱
火を止めて冷ませば味がしみ込んで簡単に煮付けの出来上がり。
味は冷める時にしみこむので、ぐつぐつと煮込む必要はありません。
だから下処理さえできていれば、あまり時間はかかりませんよ。
砂糖を加えたときはそのあと
「水分を蒸発させた分だけとろみのついた」
あら炊きの完成。
実は煮付けやあら炊きの「とろみ」はどれくらいの水分が残っているかで決まります。
とろみが好きな人は煮詰めるか、初めから水分を少なくするのがコツですよ♪
どの仕上がりもおいしいですが、私は甘めで照りのある味わいに仕上げてあら炊き風に仕上げるのが大好きです♪
魚の身や野菜を煮崩れないようにしたいときは先に具材を器に盛りつけます!
その後、鍋やフライパンに残ったタレをお好みのとろみまで煮詰めて仕上げにかけると簡単に照りのあるあら炊きが作れますよ~